
RYOJI
以前出版した本を読んで下さった方に「カミングアウト・レターズ」作ったの俺デスと言ったら「あなたは(編者として)何をしたんですか?」と澄んだ瞳で聞かれ撃沈。ですよね。ほんと、何やったんですかねえ。2023年にはベトナム語版が出ました。2027年頃には文庫になりますように。
最新の記事
- intense/善の研究②大分女湯事件
前回は「トランス女性と女湯」関連でどいつもこいつも大嫌いとか書いてすみませんでした。好きよ割と。いつもはさ、チューしたろかと思ってるよ。あれからどうしたかというと、バーで痛飲してました。……と書けば、「マイノリティが口角泡を飛ばしてマジョリティの悪口言って盛り上がったんだろう」と想像するのが世間だと思うので、そうでもねえよという断り書きをしておきます。——そうでもないのよ。おれはゲイが「マジョリティは敵だ」と思い込まなくていいように本を作った人間なんだよ。むしろ昔「世間は絶対にゲイを理解しない(無駄だと分かれ)」と先行世代のゲイたちからレクチャーされて、「そうじゃないとこを証明したい」と思ったのがおれなのよ。①分厚い断絶と「諦め」がある、②ゆえにおれはマジョリティの悪口を言いたくない。 必ず解決の道があることしか、おれは言えないんだよ。人間は強くあれるって話しかできない。ヤケにもなれない。 だから心配しなくても飲み屋で社会問題や権利を熱く語ったりはしてない、そもそも彼らはそんな人々ではない――これは全然いいことばかりでもないんだけど、ゲイの街で「敵」の悪口を言って気炎を上げているなんてことはまず起こらないから、そんな空想はしなくていい。ましてこの日におれが選んだのは、年寄りしか行かないような店だ。マスターも客も誰も RYOJI なんて奴のことを知らない――そもそも、カミングアウトの本なんて読まない。「親の言葉」なんて、最も怖いものじゃん。いいこと書いてあるかなんて関係ない。おれが一緒に飲むのはそういう人々なんだ。
2026/10/11 - 君には言わずに会社を休もう
ふと「休もう」と思った。上司に相談して、今日を休みにしてもらった。パートナーには心配かけたくないから言わないと思う。まあ、こんなことで休むって恵まれてるんだろうな。ごめんね。ただまあそのために前日までどこからも文句来ないくらいには働いたさ。迷惑はかけてないつもり。あと昨日は朝の通勤電車で床に座り込んで動けない若者の財布を拾い上げて声かけて意識確認した。ヒトとしてまあまあ充分だろ。 「具合悪いの」(←クスリ盛られたんじゃないかと疑っている) 「大丈夫です」 「あっそ」 めっちゃ機嫌わりい顔しててごめんな。おれにも朝なんだよ。 でもお前のバッグから財布が落ちて一分以上、動いたのおれだけだろ?
2026/10/08 - 明日泣く
職場付近に早く着いて、今日は弁当を作れなかったから何か食べてから出勤するかと店を思いめぐらせてはみたのだけれど、日頃行きつけないので思いつかず、デパ地下の総菜屋で適当に見繕う。見回せば高齢者が多くて、この数年でも明らかに増えている。
2026/10/06


