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- 論文書いてみた
同性婚制度の合理性と伝統的家族観との整合性――法的本質、公序良俗、及び立法技術の観点から――Ⅰ 序論同性婚制度をめぐる議論は、しばしば「伝統的家族観」との対立構図で語られてきた。しかしながら、婚姻の本質を法的観点から明確にすれば、この対立は本質的ではないことが理解される。婚姻は愛情の象徴ではなく、社会的・法的契約としての性格を有する制度である。その目的は相互扶助と社会的安定の確保にあり、制度的合理性の観点から同性婚を排除する根拠は見出し難い。本稿では、婚姻の本質、公序良俗論、伝統的家族観との関係
2025/11/06 - 宇都宮まで走る予定だったのに、秒で心が折れて電車で帰った話。(でもビールは裏切らない)
翌朝。本来の予定はこうだった。「日光から宇都宮までは自走で行って、そこから輪行で帰る」うん、最初は本気でそう思ってた。朝ごはん食べながら、友達と「今日は昨日より涼しいし、行けるんじゃない?」とか言って、余裕ぶってた。…が、ホテルを出て最初の坂で現実に引き戻される。脚、動かない。ケツ、痛い。首、回らない。そもそも、昨日の時点で脚は完全に死体だったことを忘れてた。友達と顔を見合わせ、数秒の沈黙のあと、出た結論はこう。「……もうさ、電車で帰らない?」満場一致、即決。駅に向かう途中、「でも、さすがにこれ
2025/06/28 - 東京から日光へ。限界の先で飲んだあの一杯。
6月最後の週末手前の金曜の朝、東京駅近くの大通り。スーツ姿のサラリーマンたちが、忙しなく足早に駅へ向かっていく。その流れに逆らうように、俺はピチピチのサイクルジャージ姿で立っていた。普段なら恥ずかしくてできない格好。でもこの日だけは、**「俺たちはこれから旅に出る」**っていう、ちょっとした誇りと高揚感があった。隣には同じく40代の友人。2人で、誰にも気づかれないような、小さなガッツポーズを交わしてスタートした。朝の浅草を抜けて、スカイツリーを横目に見ながら、江戸川サイクリングロードへ。夏の日差
2025/06/27


